川でまた。
川の学校同窓会キャンプがあった。
いまのわたしがあるのは川の学校で種をまいて、
のびのびすきなようにさせてもらえたから。
ぜんぶをうけとめてくれたから。
わたしがわたしの言いたいことを言っていいし、
やりたいことをやったらいいと教えてくれた。
山や川がすきだった、そのぶん人間がだいきらいだった。
でも川の学校にきて、人間っていう存在についての考え方が変わった。
川の学校がなかったら、わたしはどうなっていたのかな、
わからん。あはは。
同窓会キャンプは一泊2日、鮎喰川大日寺裏の川原。
70人のあつまるキャンプ。
いやはや、よくもまあ、集まりましたねえ。
しかも同窓会隊長になったために、よけいにそわそわ。
お天気は最高に雨。
曇りか雨。雨は時に大雨ざーざーぶり。
それでも、関係なしに川ガキたちはあそぶのじゃ。
川に入ったら雨も関係ないしな。
増水には気をつけるけれども、今回その点は大丈夫だったから。
小学生からウン十歳の人生ベテラン組も集まり、
人の多様性を知る、ええ機会にもなったねえ。
ほれにしても、たくらみ隊での密な作戦会議こそ、
いちばんスリルあったかも。
川ガキ大先輩とのやりとりは、
えらいおもろい。し、くやしい。
かっこええなあ、すきやなあ、思いながら、話す。
追いかけて、追いかけて、追いかけて。
一緒におれることも嬉しいのに、
一緒にキャンプをつくりあげられたのはこの上なく、しあわせだったねえ。
これだから、毎年川に、行くしかないのさ~。
ありがとう、川。
あいしてるぜ、川ガキども。