このうえない
ふりつもったゆき
だれも歩いていない
まっさらな雪のうえをあるくよろこびがこのうえない!!
あしあとをつけてあるく。
だれも歩いていない道をあるく。
そんなふうに生きてみたい。
山に行くと、
山の生きものたちの足跡がある。
雪が教えてくれる、
生きものたちの歩く道。
そこを歩く生きものたちの様子を想像する。
すると、また、うれしくなっちゃう。
ほんとうは、
ゆきがなくたって、
歩いた道には足跡がついている。
目に見えない足跡。
通ってきた道。
どんなところにも。
山登りにいく道、
スーパーからの帰り道、
ともだちに会いに行く道、
トイレに伸びる道、
足跡はどこまでも、
歩き続けるかぎり。