2016-02-16 今日もまた 今日もまた、目が覚めた。 誰に起こされるでもなく、 目が覚める朝。 ああ、 朝日のやさしい日差し、 お日さまだけの特別なひかり、 朝日に照らされたものは すべて、朝の一部になる。 いつだってふしぎでならない。 わたしが毎日、目が覚めること。 どうして眠り続けないのだろう。 どうして死んでしまわないのだろう。 どうして夢を見続けないのだろう。 どうして。 今日も起きて、眠る。 月が子守唄をうたう夜、 太陽がラジオ体操を呼ぶ朝。 目が覚めることを、 夢をみることを、 思うことがこんなにもおもしろいよ。 生きているのは なんて不思議なんだ。