今日もまた

今日もまた、目が覚めた。

 

 

誰に起こされるでもなく、

目が覚める朝。

 

 

ああ、

朝日のやさしい日差し、

お日さまだけの特別なひかり、

 

朝日に照らされたものは

すべて、朝の一部になる。

 

 

 

いつだってふしぎでならない。

 

 

 

わたしが毎日、目が覚めること。

 

どうして眠り続けないのだろう。

どうして死んでしまわないのだろう。

どうして夢を見続けないのだろう。

 

どうして。

 

 

今日も起きて、眠る。

 

月が子守唄をうたう夜、

太陽がラジオ体操を呼ぶ朝。

 

 

目が覚めることを、

夢をみることを、

思うことがこんなにもおもしろいよ。

 

 

生きているのは

なんて不思議なんだ。