真夜中の研究室

明かりの消えない研究室

 

もしかしたら、こんな夜とも今日でお別れかもしれない。

 

 

テスト前、レポート〆切に追われる日、

やりたいことが止まらない長い夜、

 

そして、卒論。

 

 

今、こうやって、

卒論に自分の思考を、

そして事実を、だれかの研究を

言葉に落としていく。

 

 

いつかの先輩が残していった、

いつかのウイスキーは今まで飲んだなかで一番濃い、

しびれるウイスキーだった。

 

 

なんて書いてあるかがわからない、

ウイスキー。

 

 

誰が寝ていたのかわからない、

ベッド。

 

 

大学生になって、

大学で一夜を明かすことがあんなにも特別だったのに。

 

 

 

今日で3泊目。

 

 

今夜は仲間がいる。

 

 

 

ああ、卒論を終えてしまうのがさみしい、

嗚呼、いつまでも綴っていたい。

いつまでも、言葉を落としていたい。

 

 

 

卒論に自分の言葉を落としたら、

もう一度、やさしく抱き上げて、

その言葉を撫でながら、大学から出発するんだ。

 

 

言葉通りになることばかりじゃない。

でも自分が生み出した言葉をお守りに。

きっと、思い出して、なつかしくなる。

 

 

 

嗚呼~

卒論を終えるのは、さびしいのですが、

 

まあ~、終わったら

焼き肉、オムライス、おくら、鹿肉、

ビール、キウイ、ヨーグルト、お好み焼き

 

食べたい~~!食べたい食べたい!

 

 

焼き肉がたべたいよ!うまい焼き肉が食べたいよぉ!

 

 

とりあえず、今は卒論をあてにウイスキーな夜を過ごすわね。