雨の日に

 

ざあざあと

 

雨がふる朝

 

 

網戸にカゲロウが雨宿りしている

 

どこからか

 

吹いてくる風は

 

たばこの煙

 

 

あんなにじりじりと

 

体を焼いた

 

まぶしい太陽も夏休み

 

 

暑さに太陽に嫌味を言うこともあったけど

 

 

雨が続けば

 

 

あのひかりと熱の存在の大きさを知る

 

 

 

一瞬とて、時が止まることがないように

 

刻一刻と、なにもかもが変化しつづける

 

 

わたしのからだも

 

畑の野菜も

 

流行の服も

 

あなたのきもちも

 

 

 

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