マエフカ

 

 

たいようがまぶしい朝

 

 

おきにいりのいすに座って、

ぱそこんを鳴らす。

 

 

 

 

南の島は遠かった、

 

別世界だった。

 

 

 

 

湿気にからだを包まれて、

蚊にずいぶん自分の血をもってかれた。カユイカユイ。

 

 

 

すこしばかり、

 

いろんなことに気がまわらなくて、

 

しょんぼりした。

 

 

 

 

 

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