もちあるく
日々、電気をもちあるく。
たまに行く街や、移動のときに
ふと、iPhoneの充電が少なくなっていることに気づく。
それを不安に感じている自分にも気づく。
充電が切れると、
電話やメールができず連絡がとれない、
時間がわからない、写真が撮れない、
行き先へのルートがわからない、
汽車の時間、乗り換えがわからない。
でもこれらは、本当はiPhone無しで解決できること。
それでも、血眼になって充電する場所をさがす。
なんだかとってもおかしなことになってるなぁ。
いつのまにか、
だれもが持ってる四角い平たい板が
この世界を社会を動かす種にもなってるんだなぁ。
それでも、電池が切れれば、ただの板。
だれもがもってる万能のような薄い板。
血眼になって、獲物をさがした時代から、
血眼になって、電気をいただける場所をさがす時代に。
電気、分けてやろうかぁ~と、
雷様、がわらっちゃう。
みんな、いっぺん、雷に打たれてみる?