2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

おまじない

はみがきをしておしっこをしてねむるちいさなころからのよるのおまじないよるのおまもりよなかにめがさめてくらいへやをあるいてトイレに行かなくてすむようにたのしいゆめのとちゅうでめがさめてしまわぬようにいまもずっといつもいつもそんなふうにじぶん…

満月のお茶

満月のおつきさまは隠れたちきゅうのシャワーはあたたかい満月のお茶会はそれはそれはすてきな香りやさしいよるはあしたをはこんで、おやすみなさい。

わすれる

きのう書いたことを かならず、わすれている 会えないあいだに だいすきなひとのかおも、わすれる。 まるで、 まいにち、 じぶんがちがうひとになっているように。 だれが、書いたんだ、あのつぶやきは。 と、おどろく。 え?じぶん? わらえる! ほんとうに…

わたしと

詩を書きたい わたしごはんをつくりたい わたし木登りをしたい わたしずっと眠りつづけたい わたしだれかといたい わたしひとりで生きたい わたしうたをうたいたい わたし走りつづけたい わたしケーキをつくりたい わたし日焼けしたい わたし家の中にいたい …

すき

わたしのだいすきなものみどりいろのカーテンわたしのだいすきなものおおきなカレー用のスプーンわたしのだいすきなものお母さんにもらった鏡わたしのだいすきなものかえるのてぬぐいわたしのだいすきなものクリスタルのギョサンだいすきなものをだいすきだ…

コント

人生はコントだ。 すてきなカノジョが言った。 「最後は、わらえるよ」 いま、 なにもわからない。 いま、 なにもできない。 そうおもっていても、 息をして、 心臓は動き続ける。 もっと肩の力を抜いて、 やさしい声で、 ゆっくりと、 おはなししましょうよ…

咲く夜 sakuya

くろいくろい猫の背中のような雲黄金のような月山の端を照らすほたるは流れ星のようにほしはほたるを誘ってる今日は火星にも呼ばれてるおやすみおやすみすきだよすきだよ予感は当たる

いつもみてるよ

ひとりで森であるいているようで、 ほんとうはそうではない。 いつも、はなしかけて、 うなずいてくれる。 私の血は流れ、 大地の川は流れ 流れる。 私は呼吸をして、 森を風は吹きぬける。 私の心臓は脈を打ち、 海は波打ち、なにものかを運ぶ。 私の瞳は…

にじみでてるよ

言わないかん言葉なんかないのよ。「ありがとう」ってじんわり、心、胸からにじみでるそんな言葉だと思うの。愛してる、かわいいね、サイコー!とかも心から湧きあがるはじけだすことばだと思うの。こういうときは「おはよう」「ありがとう」を言わなきゃい…

まっしろいそら

まっしろい目を閉じてそれでもひかりはまぶたを通りぬけるうすいうすいまぶたでみえなくなる景色それでもひかりはまぶたを透かしてまぶしいまぶたの厚みは日によってかわる

たまたまだったとしても

かぎ編みを楽しみ女性景色を眺めるおじさん弁当たべて大盛り上がりのオバちゃんたち詩吟を始めるご夫婦ポッキーは一本づつ食べなさいというおばあちゃんとうれしいうれしい孫それぞれがそれぞれの人生を歩んで今、私と同じ空気を吸って生きているということ…

なんてこのせかいは

徳島に還る折にいつも会いに行く観音さまがいる今日、久しぶりにごあいさつに行った。いつだってやさしい眼差し、口元で私を迎えてくださる。今までのこと、これからのこと、お話をした。いつも見守ってくださっているので、感謝のきもちがあふれだす。自然…

なになに!

目に見えないものをさがす気配をさがす小さいenこんっっと落っこちた瞳の奥の湖はきょうは優しくって、