父と留守番

 

学校から帰ってきたら

 

大橋トリオ を店に流しながら

 

花仕事する おとうさん。

 

 

とっても いいなあ。

 

と、我が父ながら

ほれぼれして。

 

 

 

しみじみ いい花屋さんだなあ、と

 

我が家ながら、うっとりしました。

 

 

 

つるつる頭で

おとなしい 寡黙なお父さんですが

ひょうきんなところもあり

阿波おどりでは大太鼓をどんどこ鳴らす親父。

 

 

すてきなひとだと おもいます。

 

「うん、いい奴! 笑」

 

 

 

なんて言っちゃう 娘である。

 

 

 

 

晩ごはんの仕度がすんで、

お父さんとごはんを食べようと

待つが、来る気配なし。

 

 

どこ行ったんだろうって、

 

 

階段を上って行くと

 

 

屋上に居ました。

 

 

 

沢山のたまったお洗濯を干してくれていた。

 

 

 

雨上がりの蒸しっとする屋上でひとり

 

 

またもや 大橋トリオを聴きながら干している 父。

 

 

 

かわいい。大橋トリオ、はまっとるんかな。 しかも同じ曲をひたすらリピート。うん、そういう性格。

 

気に入れば とことん。

とことん、そればかり。

 

 

 

一緒に 洗濯ものを干した。

 

 

 

お父さんと一緒に 屋上に上がったのは

いつぶりだろう。

 

 

 

今日の夕方の空は

 

ボワっと西側が紅くて

眉山には灰色の雲が降りてきてた。

 

 

「空がきれいやなあ」と言いながら

 

 

洗濯もんがありすぎて干せんとか

、意外と干せたとか、

そんな話をしながら干し終わって台所へ降りる。

 

 

ふたりで 食べる ごはん。

 

 

テレビ観ながら、

ふうーんと言って

たべる。

 

 

はたから見たら

沈黙かもしれんけど

とってもしあわせなじかん、

 

落ち着いて

のんびり食べた。

 

 

 

 

 

わたしって

お父さんがすき。

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一昨日、昨日、今日は

母が 3日間 旅に出てた。

 

明日の朝に帰って来る。

 

 

我が家の太陽がかえってくる。

 

 

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