ものをはかるまえに

ひとびとはみんな、

平等を求める。

 

みんな同じような待遇を受けることが良しとされる。

 

 

平等だけでは、

むつかしい。

 

 

テレビがみんなに平等に配られても、

耳が聴こえないひとにとっては、ただの映像だけが伝わり、

目が見えないひとにとっては、音しか伝わらない。

 

ものとしては平等に配られても、

情報を得る機能としては不十分。

 

 

平等であるからこれは正しい、

と言い切ることは恐ろしいこと。

 

 

平等という言葉にかくれてしまっている声はどこに行くのだろう。

 

 

平等であるかどうか、

言葉だけになってしまっていないか、

立ち止まって、カンガエル。