2016-02-13 いつだって、どこだって どこにだって、行ける。 目を閉じれば そこは夏。 石ころざくざく踏み鳴らしながら、歩く。 さあ、そこは流れる流れる川。 心は阿波おどりをして、 すぐにでも飛び込みたくなる。 それでも、そぅっと 足をつける。 つめたい、きよらかな水は 足を通りぬけるように流れる。 足もとをのぞくと、 どんこが私をよけて、こちらを見ている。 「きょうはええ天気ヤナ!」 どうしてか、わらっちゃう。 うれしくなっちゃう。 目を開ける。 ここはゼミ室。 それでもずっと心は阿波おどり。 いつだって、川はながれている。 心のなかで、私はいつも泳いでいる。