所有しようとしないこと
やはり、
にんげんは欲深いもので、
すきなもの、
愛おしいものをそばに置いておきたい。
ひとに媚びず、
ひとに流されず、
そのままのきもちを表現したい。
わたしのものにしようとしない。
わたしだけのものにしようとしない。
欲深くなく、
わたしはわたしを生きる。
わたしは、わたしを愛す。
わたしはわたし。
あなたはあなた。
だいすき。
木にし杉ては池ない。
あなたといる、
いま、のわたしがえがおでいる、
ということが限りなくしあわせで、
わたしがもっているものはわたしではない、
わたしはわたし。
わたしがもっているのは服ではない、靴でもない、お金でもない、
わたしはわたししかもっていないのだ。
だから、持とうとしない。
もうすでに持っている。