ひたすらに
ただ、ひたすらに、
じぶんのたましいを、
じぶんのいのちを、
おもいっきり、つかいきるくらいに、
それらを、
この世に放っているひとってのは、
ほんとうに、うつくしい。
それは
音楽であったり、
言葉であったり、
絵であったり、
いろんなかたちで、わたしの目のまえに現れる。
そのうつくしさにうっとりして、
わたしのこころはおどるんです。
151
デモなんかやったって、何が変わるというのや
「デモなんかやったって、
何が変わるというのや」
そんなふうに、
こころの底のどこかで
あきらめていた、
そんなふうに、
かなしんでいた。
そんなふうに、
憤りをかくしていた。
*
よく晴れた、
今年の311
私は名古屋で行われた
「3.11原発ゼロNagoya Action」にいた。
http://blog.livedoor.jp/genpatuiranganena
メキシコのチアパス州のコーヒー豆を
ひきひきしていた。
コーヒー屋さんは初めてのこと、
てんやわんや、
でもいろんなひとが来てくれてたのしい。
青空の下、
ちゃぶだい囲んで、
コーヒーすする。
*
6年前の
地震が起こった時間に黙祷をする。
太陽に向かって黙祷をした。
すると、こころがおちつかなくなった。
こわくて、くるしくて、
だれかにたすけてほしかった。
*
わたしはちいさいころから、
にんげんにうまれたことがずっといやだった。
にんげんに生まれたことに違和感、
「なんでうちはにんげんなんやろうか」
そんなことをおもってた。
ちいさいころから、
にんげんといういきものがだいきらいだった。
にんげんはわたしのだいすきな自然を、
美しい命を壊してしまう、殺してしまう。
にんげんはうそつきだ。
にんげん同士でも傷つけあう。
自然破壊、社会問題、
新聞やニュース、大学の講義で
現実を知れば知るほど、憤った。
にんげんなんか滅びてしまえ。
本気で思っていた。
でも、
わたしも「1ぴきのにんげん」だった。
あ~あ、
そのたびに、
わたしはどうしていいかわからず、
吠えて泣いていた。
*
黙祷のあと、
その憤りがぐわぐわあ~、っと
湧き上がってきて、
「どうしよう、どうしよう」
涙が出る。
ドクドク、ドクドク、どくどく、どく。
心臓はいつものように動き続けていた。
わたしがこの世に生き続けていることを、
突きつけられる。
*
フクシマの原発、どうなってるんだろう、
原発のごみって、どうなるの?
どうしたらいいのかわかんないのに
(最終処理のこととか事故が起きたときとか)、
どうしてそれを続けるんだろう、
日本各地に原発はあるよね、
見えない放射能から、
どうやって、体を守るの?
草木、いきものたちはまだそこで生き続けているよ。
地元に帰ることができなくなるってどういうことなんだろう?
帰りたいのに、帰れない、
還れない、もう住むことはできないのかな。
広島と長崎に原爆が落とされたよね、
みんな知ってる、
それなのに、どうして原発はいまもあるし、
他国に原発の技術を売ろうとしてるの?
*
なにが平和主義や、
平和ってなんなん。
,
で、それをどうしてわたしは、いままで、
じぶんのはらのなかでぐるぐるまわして、
いかりつづけていたのや。
いまの現状もむかつくし、
じぶんのこともむかつく。
*
刻々と
デモをする時間が近づく。
このまま
コーヒー屋でじぃっとして店番することもできる。
でも、なんか、
なんか、
動き出したかった。
でも、
それが、
こわかった____________。
「デモなんかやったって、
何が変わるというのや」
そんなふうに、
絶望していた。
でも、そんな絶望のなかを
立ち止まっているのもこわかった。
*
ちょうど、その、
こころがおちつかないころ、
コーヒー屋に視覚障害のあるかたが
コーヒーを飲みに来てくれていた。
「デモ、行くんですか?」と聞くわたし。
「いっしょに歩いてくれるひとがいれば、行きたいと思っています。」と、彼。
わたしは、彼と一緒に歩きたかった。
「いっしょに、歩きましょう。」
わたしはひとりで歩くのがこわかったんか。。
わたしは、ひとりで動き出すのがこわかったんか。
*
彼は何度かデモに参加していた。
「デモってなんでするんだろう?」私は聞く。
「主張する、ためかな。」彼は答えた。
そうこうしていると、
マーチングバンドのみなさんが
はじまりの合図を奏でてくれる。
「みんなが歩き始めました、行きましょう○」
彼の手をわたしの肩に置いてもらい、
一緒にあるきはじめた。
*
前でバンドのみなさんが音楽をかき鳴らす、
これは、、「パレード」だ。
だんだんと、
みんなが声をあげていく。
訴える、というより、
歌ってる。
へいわのうた。
ああ、ああ、
こうやって、声に出すのか。
今までの憤り、悲しみ。
涙が出てくる、
ああ、ああ、
そうか、
デモなんかやったって、
なにが変わるというのや。
「「「そんなん、
雷を打たれたように変わるよ。」」」
わたし自身が変わり果てた。
からだもきもちも変わっていくように感じた。
わたし自身が見る世界が一変した。
:
今の状況が、
一瞬で変わるわけないことなんか、
みんな知ってる。
そんな簡単なものやと、
みんな思ってない。
だからって
あきらめてええのか?
ただでさえ、いまの政治のわけのわからん状況。
そのまま、
自分のこどもにバトンパスするんか?
「なんの意味があるのや」
「なにが変わるというのや」
なんて、他人事にしてる場合なんか?
*
声をあげること、
声をあげ 「つづける」ことがだいじなのや。
どこのだれかも知らんひとと歩く、名古屋のみち。
泣きながら、大声出しながら、あるくみち。
なんだかたのしくなってくる。
ゆかいなゆかいなパレードや。
となりには、
初めて会った、おじさん。
いっしょに、声を出す。
だれかと共に在るんだ。
いつだって、
どんなところにいたって。
なんだか、
それがとても特別に感じた。
ああ、なんでも
声を出してみよう。
自分のなかが変わる。
「わたしは、
にんげんとして、
生まれた、
そして、
にんげんとして
これからも生きていく」
*
名古屋での日々、
いろんなにんげんに出会えた。
「にんげんって不完全やからおもろいやん?」
そんなことばももらった。
かっこわるいとこも、
いやなところも、
おもしろがれたらたのしいね。
:
不完全さ、
かっこわるさ、こそが人間味。
にんげんあじ。
みんな、
いっしょに味見してみる?
ひとも、この世界も味見しちゃお。
そうして、
味見の感想は?
どんな味付けにするかはあなた次第。
ふんふふふん♪
おいしい、せかいにしませんか。
たまに、まずいと、わらっちゃお。
いっしょに、
この世をいただきましょう。
*
あの日、目に焼き付いた、
虹色の旗をふるオジサン。
その旗には「PEACE」
露出ってたのしい♪
メキシコに行って、おもったこと。
{{{{{ 露出ってたのしい。}}}}}
あははは♪
日差しの強い、メキシコで、
おきにいりのワンピースをひらひらさせながら歩く♪
「たのしい~~✿」
ああ、こうやって、
わたしは、
おんなのこに生まれたことを楽しめるのや、
ほほほ~、うれしいじゃない!
そう思った。
*
メキシコで出会った女性たちがみんな
とてもおしゃれで、うつくしかった。
髪をきれいに結い、
一針ヒトハリ、
手で刺繍された民族衣装を身にまとう。
ウインクをして、
とってもチャーミング。
女性ってうつくしい。
うっとりしながら、
街をあるいた。
*
女性に生まれたことを
この度、この旅で、
おもいっきりよろこべた。
おしゃれするってたのしい!
かわいいねって言われるとうれしい!
ああ、もっときれいになりたい!
そんなふうに、
じぶんがもっとすき!ってなった!
*
いままで、メイクするとか、
おしゃれするとか、
あんまりしようと思ってなかった。
そのまんまのうつくしさにこだわっていた。
虫たち、
草木たちは、
なにも着飾らず、
まっぱだかのすがたで、
わたしと出会ってくれる。
そんなすがたがうつくしくて、
愛おしくて、
わたしは、そのすがたにあこがれた。
だから、
着飾るとか、メイクするとか、
きれいになるってことを遠ざけていた。
*
でも、
きれいになるってこと、
かわいくみせちゃうこと、
おんなのこにうまれたことが、
うれしい!っておもえた!!
ビバ!アイアムガール!
すっぱだかのわたしも、
メイクしちゃうわたしも、
サイコー!
みんながみんな、
かわいいかわいいにんげんだよ。
おたがい、かわいがっちゃおうゼ♡
687⑧
筆順からはノガレラレナイ?!
メキシコに行っているあいだ、
よく字を書いた。
そこでの気づき。
*
字を書いていて、
ちょっと待てよ?と、手が止まった。
そしてわらける。
字を普段何気なく書いているが、
小学校のころに教えられたことをただただ教えられたままに書いている!
漢字もひらがなも、アルファベットも、数字も、
ぜんぶ・・・筆順が、あ・る・・・。
!!!!
しかも、ひとが字を書いているのを見て、
筆順が違っていたら
「このひと書き順ちがう.....」
と
気にしてしまっているじゃないか。
(((((( 筆順からはノガレラレナイ?!))))))))
*
うわ~~、なにこれ!
筆順なんか、
ただ、教えられただけのこと・・・。
(筆順って、やっぱり書きやすいけどネ♡)
こんなふうに、ただただ教えられたことに
なんのギモンももたずに?
やってしまってることの多さに、恐ろしさを覚える。
*
([[[[[なんか、
生きてることに、慣れすぎてないか?)]]]]
なにもかんがえずに
いろんなことが
できるようになっている。
立ち上がることも、
服をぬいで、着ることも、
トイレにいくことも、
ご飯をたべることも、
お風呂にはいることも、
お話をすることも、
なにかを見聞きすることも、
ひとと出会うことも。
ああっ!
わたしは、
どんなことも、
なんでもかんでも、
もっと初めてのきもちで生きていたい。
:
なにをするのも、
かみしめて、
生きていたい。
もっと生きてることを
新鮮に感じていたい。
:
うまれたてのあかちゃんや、
こどもたちが、いつもそれらをおしえてくれる。
決して、やりかたをおしえるのではなくて、
そのスガタをみせて、おしえてくれる。
:
おしえるとは、
説明したり、
てとりあしとりとかじゃなくって、
その在り方、すがたで体現するってことや。
:
夜に眠れば、
朝が来る。
「ああ、今日も目が覚めた、
またこの世に生まれてきたのや~。」
今日も
うまれたて。
うまれたてのオッサン、
うまれたてのおかあさん、
うまれたてのにんげん♪
うまれたて、
うまれたて。
そんなじぶんをわらっちゃお◎
そんなみんなをわらっちゃお◎
「おはよう!
うまれたてのオッサン!」
732⑤
筆順にとらわれなから書いた文字
「筆順なんかどうでもいいのに
ひつじゅんにとらわれながらかく」
と書いてある。
ボールペンの色がでなくなって、
まわりにくるくる書いている。
ふふふ?
IIIKANNJI♪
いいかんじ♪
たのしいたのしい、
ことばがたのしい。
ことばがおもしろい。
ことばの存在を
よろこべる瞬間。
だいすきだいすき。
音楽にのりながら、
ことばとあそぶのがたのしい。
ありがとう、
ここに刻まれることばたち。
よろしく!
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