キョウミタユメ

うみのなかをおよぐ、ただよう


海藻をよけながら、うみに身をまかせる



すこしむりをして、海の中から空を仰いだ。



母が牡蠣捕り放題の筒状の水槽を潜る。


隣りの筒にだれかが潜る。牡蠣ではないなにかが捕れる。



妹がとなりでなにかを言っている。「なんかもらえるよ」


食べ物のことみたいだ。



お父さんがバスに乗るのを見送りに行く。

シュノーケルをしたまま。海から上がったまま。



ここがどこなのかわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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