夢のなかで
夢をみる。
ほぼ、毎日、
夢をみる。
だいすきな歌うたいと晴れた空の下、原っぱのうえでころげる。
うれしかった。
今夜はどんな夢をみるだろう。
誰と夢で会えるだろう。
歌うたいや、映画に出てくるひとが
どうしておなじにんげんであるように感じられないのか。
すきで、すきで、すきで、たまらないうたをうたう、あのひとだってにんげんなのに。
悲しみがあって、悩みがあって、好きな人がいて、怒りだって、
あるのに。
たくさんの想像をしてしまうからだろうか。
いつか、目の前に来たら、
なみだが出ると思う。